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『竜とそばかすの姫』歌ってる人は誰?中村佳穂とAdoの関係・声優・酷評の理由まで徹底解説

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2021年に公開され、日本中を感動の渦に巻き込んだ細田守監督の長編アニメーション映画『竜とそばかすの姫』。

壮大なインターネット仮想世界<U>を舞台にした物語はもちろん、多くの人の心を掴んだのが、主人公ベルが歌う圧巻の楽曲たちです。

映画を観た多くの人が「あの美しい歌声の持ち主は誰?」「Adoが歌ってるの?」といった疑問を抱きました。

また、その歌声や映像美が高く評価される一方で、「ストーリーがひどい」「酷評も多いけどなぜ?」といった声も聞こえてきます。

この記事では、『竜とそばかすの姫』の歌ってる人は誰なのか、その正体である「中村佳穂」さんとは何者なのか、なぜAdoさんと間違われるのか、そして「すず」と「ベル」の声優、さらには「酷評」や「ひどい」と言われる理由まで、あなたの疑問にすべて答えます。


 

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この記事でわかる4つのポイント

 

『竜とそばかすの姫』で歌ってる人の正体は、アーティストの「中村佳穂」さんであること。

主人公「すず」とアバター「ベル」の声優も中村佳穂さんが一人で担当していること。

Adoさんではない理由と、なぜそう噂されたのかがわかる。

作品が「ひどい」「酷評」と評価される具体的な理由と、物語の賛否両論ポイントがわかる。


 

銀馬 匠
銀馬 匠
「『竜とそばかすの姫』は、細田守監督が『サマーウォーズ』以来、再びインターネット世界を描いた意欲作だ。
特に注目すべきは、仮想世界<U>での歌姫ベルの存在。
彼女の歌が物語の核であり、そのキャスティングが作品の成否を分けると言っても過言ではなかった。
巻本 栞
巻本 栞
本当にそうですよね!
映画館で初めてベルの歌声を聴いた時、もう鳥肌が止まらなくて…。
『この声は、いったい誰…!?』って、映画が終わってすぐに調べたのを覚えています。
この歌声があったからこそ、すずの心の叫びが胸に響きました。」

 

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『竜とそばかすの姫』の「歌ってる人」は誰?その正体を徹底解明

MOVIE WALEKER参照:中村佳穂

映画の最大の魅力である「歌」。

その圧倒的な歌唱力を持つ「歌ってる人」の正体と、主人公の声優について、多くの人が抱く疑問を徹底的に解明していきます。

 

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『竜とそばかすの姫』の歌は誰が歌ってる?その正体は中村佳穂さん

 

『竜とそばかすの姫』を歌っている人は誰ですか?

 

『竜とそばかすの姫』の歌を歌っている人は、シンガーソングライターの「中村佳穂(なかむら かほ)」さんです。

映画の中で、主人公のすずが仮想世界<U>で変身する歌姫「ベル」の歌唱パートは、すべて中村佳穂さんが担当しています。

 

映画公開当時、その歌声はあまりにもエモーショナルで、かつ超人的な歌唱力だったため、「本当に一人の人間が歌っているのか?」「Adoさんではないか?」と様々な憶測を呼びました。

しかし、公式に発表されている通り、ベルの歌声の正体は中村佳穂さんただ一人です。

細田守監督は、主人公の「すず/ベル」役を探すオーディションで中村佳穂さんに出会い、彼女の歌声に「この人しかいない」と即決したと語っています。

まさに、中村佳穂さんの存在なくして、この映画の感動は生まれなかったと言えるでしょう。

 

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中村佳穂さんとはどんな人?驚きのプロフィールと経歴

 

では、細田守監督を唸らせた中村佳穂さんとは、一体どのようなアーティストなのでしょうか。

 

中村佳穂とは何者ですか?

 

中村佳穂さんは、1992年生まれ、京都府出身のミュージシャン、シンガーソングライターです。

彼女の音楽は、特定のジャンルに分類するのが難しいほど独創的で、即興性の高いパフォーマンスと、聴く人の心を掴む圧倒的な歌唱力で知られています。

 

【中村佳穂さんのプロフィール】

 

項目 内容
名前 中村 佳穂 (なかむら かほ)
生年月日 1992年5月26日
出身地 京都府
活動開始 2012年頃から
レーベル AINOU (自主レーベル)
主な受賞歴 第11回CDショップ大賞2019 (アルバム『AINOU』)
公式サイト https://nakamurakaho.com/

 

中村佳穂さんは、幼少期からピアノを学び、大学在学中から本格的に音楽活動を開始しました。

彼女のスタイルは、ジャズ、ソウル、ポップスなど様々な要素を取り入れつつも、何にも縛られない自由な表現が特徴です。

特に注目されるのが、その「ライブパフォーマンス」

彼女のライブは、同じ曲でもその日の感情や会場の雰囲気によってアレンジが全く異なる即興演奏が主体です。

ループマシンを駆使して自らの声を重ねたり、ピアノを弾きながら歌ったりと、その場で音楽を生み出していく姿は、まさに「音楽そのもの」と評されるほど。

『竜とそばかすの姫』のオーディションでも、細田守監督の前で即興の弾き語りを披露し、その才能に衝撃を与えたと言われています。

個人的にも、彼女のアルバム『AINOU』を聴いた時、その自由奔放でありながら計算され尽くしたかのような音楽性に「こんなアーティストが日本にいたのか」と驚かされました。

『竜とそばかすの姫』で彼女を知った方は、ぜひ彼女自身の名義でリリースされている楽曲も聴いてみることを強くおすすめします。

 

Adoさんが歌っているというのは本当?噂の真相を解説

 

映画公開時、『竜とそばかすの姫』の歌ってる人は「Adoさんではないか?」という噂が非常に多く流れました。

結論から言うと、これは間違いです。

前述の通り、歌っているのは中村佳穂さんです。

では、なぜこのような噂が広まったのでしょうか?

その理由は、主に以下の3つが考えられます。

 

    1. 歌声の持つパワーと匿名性
      ベルの歌声は、内気な「すず」からは想像もつかないほど力強く、魂を揺さぶるようなパワーを持っていました。

      この感じが、当時「うっせぇわ」でセンセーショナルなデビューを飾り、”顔出しをしない”スタイルで圧倒的な歌唱力を見せつけていたAdoさんのイメージと重なったのです。

      どちらも「匿名の歌姫」という共通点がありました。

 

    1. 楽曲提供陣の豪華さ
      『竜とそばかすの姫』の主題歌「U」は、King Gnuの常田大希さんが率いる「millennium parade」が手掛けています。

      millennium paradeは、様々なボーカリストとコラボレーションすることで知られています。

      Adoさんもまた、様々なクリエイターとコラボして楽曲を発表していたため、「millennium paradeとAdoのコラボ?」と早合点した人が多かったようです。

 

    1. 公開時期のタイミング
      映画が公開された2021年は、まさにAdoさんが「うっせぇわ」の大ヒットで社会現象となっていた時期です。

      日本中がAdoさんの歌声に注目していたタイミングで、映画から突如として現れた「ベル」の衝撃的な歌声。

      「このレベルの歌唱力とインパクトを持つ新人はAdoさんしかいない」と考えた人が多かったのも無理はありません。

 

しかし、中村佳穂さんもまた、音楽シーンではAdoさんとは違った文脈で「天才」と称されるアーティストでした。

細田守監督が求めたのは、単なる歌の上手さだけでなく、主人公すずの「心の叫び」そのものを表現できる声。

それが、中村佳穂さんの持つ即興性や、感情の爆発力と完璧にマッチしたのです。

 

主人公「すず」とアバター「ベル」の声優は?

 

『竜とそばかすの姫』で非常に驚かれた点の一つが、声優のキャスティングです。

 

「すず」と「ベル」の声優は誰ですか?

 

主人公の「内藤鈴(すず)」と、彼女が仮想世界<U>で変身した姿である歌姫「ベル」。

この二人のキャラクターの声は、どちらも中村佳穂さんが担当しています。

つまり、彼女は「歌ってる人」であると同時に、「声優」でもあるのです。

 

    • 内藤鈴(すず):
      高知県の田舎町に住む17歳の女子高生。

      幼い頃に母を亡くしたトラウマから、大好きだった歌が歌えなくなっている。

      内気で、自分に自信が持てない女の子。

 

    • ベル:
      すずが仮想世界<U>で得たアバター。

      すず本人とは似ても似つかない、絶世の美女。

      <U>では、すずが失ったはずの「歌う力」を取り戻し、瞬く間に世界中の人気者となる。

 

この二役の演じ分けが、本作の大きな見どころの一つです。

 

中村佳穂さんが声優と歌唱を一人二役で担当した凄さ

MOVIE WALKERより:中村佳穂

中村佳穂さんは、本作が声優初挑戦でした。

それにもかかわらず、現実世界の気弱でオドオドした「すず」の声と、仮想世界での堂々とした「ベル」としての声、そしてベルとしての圧巻の「歌唱」。

この3つを完璧に演じ分けた(歌い分けた)のですから、その才能には脱帽するしかありません。

特に注目すべき点を解説します。

 

    1. 「すず」としての演技
      中村佳穂さんの本業はアーティストであり、俳優や声優ではありません。

      しかし、劇中の「すず」は、プロの声優が演じているかのような自然さでした。

      自信がなく、言葉に詰まる様子、感情を押し殺すような話し方は、まさに私たちがイメージする「すず」そのもの。

      オーディションで細田守監督は、彼女の「声」そのものにすずを見出したと言います。

 

    1. 「ベル」としての歌唱
      これが中村佳穂さんの真骨頂です。

      「すず」が歌えなかった鬱憤を爆発させるかのような、エモーショナルな歌声。

      「Whispers」のようなアカペラでの繊細な表現から、「U」や「心のそばに」での壮大なスケールの歌唱まで、楽曲の世界観を見事に表現しきりました。

 

    1. 「すず」から「ベル」への変化
      最も凄いのが、この二役が「同一人物」であると説得力を持たせている点です。

      物語のクライマックス、ベルが自らの正体を明かすシーン。

      そこですずが歌う歌は、もはや「ベル」の声ではなく、「すず」の心の叫びそのものです。

      この、か細いながらも芯のある歌声への変化は、中村佳穂さんが「すず」と「ベル」の両方を深く理解し、声と歌で一体となって演じたからこそ成し得た奇跡的なシーンでした。

 

細田守監督は、過去作『時をかける少女』の仲里依紗さん、『サマーウォーズ』の神木隆之介さんなど、主人公の声優に(当時は)俳優を起用し、その才能を引き出すことに定評があります。

今回、中村佳穂さんという「アーティスト」を大抜擢し、声優と歌唱の両方を任せるという決断は、まさに大成功だったと言えるでしょう。

 

豪華すぎる!主要キャラクターの声優キャスト一覧

竜とそばかすの姫公式参照

『竜とそばかすの姫』は、主人公の中村佳穂さん以外にも、日本を代表する超豪華な俳優・声優陣が集結していることでも話題になりました。

物語を彩る主要なキャラクターと、その声を担当したキャストをご紹介します。

 

役名 キャラクター概要 担当声優(俳優)
内藤鈴(すず)/ベル 主人公。
17歳の女子高生と、仮想世界の歌姫。
中村 佳穂
久武忍(しのぶくん) すずの幼なじみ。
バスケ部に所属する人気者。
成田 凌
千頭慎次郎(しんじろう) すずの同級生。
カヌー部を一人で立ち上げた熱血漢。
染谷 将太
渡辺瑠果(るかちゃん) すずの同級生。
吹奏楽部のアルトサックス担当。
玉城 ティナ
別役弘香(ヒロちゃん) すずの親友。
メガネの毒舌家で、ネットに精通。
幾田 りら (YOASOBI)
竜(りゅう) 仮想世界<U>で恐れられる、謎の存在。 佐藤 健
すずの父 娘のすずを男手一つで育てる、不器用な父親。 役所 広司
恵(けい) 「竜」の正体を知る鍵を握る少年。 森川 智之(※作中では声が加工されている)
恵の父 恵と弟に対して虐待を行う父親。 津田 健次郎
合唱隊(おかみさま) すずを昔から知る、地元の合唱隊の女性たち。 森山 良子、清水 ミチコ、岩崎 良美、中尾 幸世、坂本 冬美

 

特に注目すべきは、すずの親友「ヒロちゃん」を演じた幾田りらさん(YOASOBIのボーカルikuraさん)です。

中村佳穂さんと幾田りらさんという、現代のJ-POPシーンを代表する二人の歌姫が、「声優」として共演しているのは非常に興味深いキャスティングです。

また、「竜」の声を担当した佐藤健さん、すずの父親役の役所広司さんといった国民的俳優が、脇を固めているのも作品の重厚感を増しています。

そして、物語の重要な悪役とも言える恵の父親役に、人気声優の津田健次郎さんが起用されている点も、アニメファンにとっては見逃せないポイントでした。

 


 

なぜ酷評?『竜とそばかすの姫』の歌ってる人以外への評価と楽曲の魅力

 

『竜とそばかすの姫』は、興行収入66億円という大ヒットを記録し、カンヌ国際映画祭でもスタンディングオベーションを受けるなど、国際的にも高く評価されました。

しかしその一方で、日本では「ストーリーがひどい」「展開が意味不明」といった「酷評」も数多く見られます。

歌と映像は最高なのに、なぜ物語は賛否両論となってしまったのでしょうか。

 


 

巻本 栞
巻本 栞
歌や映像の美しさは、本当に誰もが認めるところですよね。
でも、観終わった後に『あれ?』って思う部分があったのも事実で…。
特に後半の展開は、感情移入しきれないっていう友達も多かったです。
銀馬 匠
銀馬 匠
うむ。
そこがこの作品の最大の論点だ。
細田監督が描こうとした『インターネットの光と闇』『現実と仮想の繋がり』というテーマは非常に現代的だ。
だが、それを物語として着地させる際の手法に、多くの観客が戸惑いを覚えた。
なぜ酷評が生まれたのか、構造的に分析してみる必要があるな。

 

なぜ「ひどい」「酷評」という意見があるのか?その理由を考察

 

『竜とそばかすの姫』が「ひどい」「酷評」と言われる主な理由は、一言でいえば「物語のリアリティライン(現実味)の混乱」「主人公の行動原理への疑問」に集約されます。

音楽や作画が「100点満点」と絶賛される一方で、脚本(ストーリー)が「50点」と厳しく評価される傾向にあるのです。

具体的にどの点が批判の対象となったのか、3つのポイントに分けて考察します。

 

物語の展開に対する賛否両論ポイント

 

最も多くの人が疑問を呈したのが、物語のクライマックスに向けた展開です。

 

    1. 「竜」の正体探しと急な「児童虐待」テーマの浮上
      物語の中盤は、仮想世界<U>で暴れる「竜」の正体は誰か?というミステリー要素で進みます。

      しかし、その正体が「父親から虐待を受けている兄弟(恵と知)」だと判明した途端、物語のテーマが「匿名の誹謗中傷」から「児童虐待問題」へと急ハンドルを切ります。

      このテーマの転換があまりにも唐突で、「インターネット世界の物語だったはずでは?」と観客を混乱させました。

 

    1. クライマックスの「アンベイル(正体明かし)」の動機
      すずは、虐待を受ける兄弟を救うため、自らの正体を明かす(アンベイルする)ことを決意します。

      <U>の世界では、正体を明かすことは最も危険な行為です。

      しかし、「虐待されている子供を『信じさせる』ために、自分が世界的な歌姫ベルの正体だと明かす」というロジックが、観客には伝わりにくかったのです。

      「なぜ正体を明かすことが、兄弟の救い(特に物理的な救い)に繋がるのか?」という疑問が残りました。

 

    1. 非現実的なエンディング
      クライマックスで、すずは一人で東京にいる兄弟のもとへ向かいます。

      高知の女子高生が、親にも言わず、たった一人で嵐の中を夜行バスで(?)向かい、虐待を行っている父親と直接対峙します。

      そして、すずが父親を「睨みつける」と、父親はなぜか怯んで去っていきます。

      この一連の流れが、あまりにもご都合主義的で非現実的に映りました。

      「児童相談所や警察に連絡するのが先ではないか?」「女子高生一人の睨みで解決する問題ではない」という、現実的なツッコミが殺到しました。

 

キャラクターの行動への違和感とは?

 

物語の展開だけでなく、登場人物たちの行動にも「共感できない」という声が多く上がりました。

 

    1. 主人公「すず」の行動
      前述の通り、虐待されている兄弟を救いたいという「動機」は理解できるものの、その「手段」があまりにも短絡的で危険すぎること。

      また、彼女の行動を周囲の大人(父親や合唱隊)が、なぜか止めずに(あるいは気づかずに)見送ってしまう点も、リアリティを欠いていました。

      すずの母親は「他人(の子供)を助けるために」命を落としており、すずが同じように危険を顧みない行動をとることに、観客はハラハラする以上に「また同じことを繰り返すのか」という違和感を覚えたのです。

 

    1. 幼なじみ「忍くん」の役割
      すずの幼なじみである忍くんは、物語の序盤ですずに「お前がベルだろ」と気づくなど、重要な役割を担うかのように登場します。

      しかし、中盤以降はすずのサポート役としても中途H半端で、恋愛要素も不発に終わります。

      特に、すずが東京へ向かう際も、彼は何もできず、ただ見送るだけ。

      「ヒーロー役」にも「支え役」にもなりきれない彼の立ち位置が、物語をちぐはぐにしている一因と見なされました。

 

    1. 「美女と野獣」モチーフの消化不足
      本作は、ディズニーアニメでも有名な『美女と野獣』をモチーフにしています。

      「ベル(美女)」と「竜(野獣)」の関係性がそれです。

      しかし、オリジナルの『美女と野獣』が二人の間の「愛」を描いたのに対し、本作では二人の関係は「恋愛」ではなく、「(虐待からの)救済」という形に着地します。

      モチーフとして『美女と野獣』を使いながらも、その関係性を描き切る前に児童虐待という別のテーマに移行してしまったため、「結局、竜との関係は何だったのか?」という肩透かし感が残りました。

 

これらの点から、『竜とそばかすの姫』は、「歌と映像は最高傑作。
しかし、脚本は過去の細田作品(『時をかける少女』や『サマーウォーズ』)に比べて練り込み不足」というのが、一般的な「酷評」の理由と言えるでしょう。

 

主題歌「U」はmillennium parade × Belle (中村佳穂)が担当

 

物語への賛否はあれど、楽曲の素晴らしさには異論がないでしょう。

本作のオープニングを飾る主題歌「U」は、millennium parade(ミレニアム・パレード)が作詞・作曲・編曲を手掛け、ボーカルとして「Belle(中村佳穂)」が参加するという、夢のようなコラボレーションで生まれました。

millennium paradeは、King Gnuの常田大希さんが率いる、クリエイティブ集団です。

彼らが作り出す最先端のサウンドと、中村佳穂さんの原始的なエネルギーを持つ歌声が融合し、仮想世界<U>の壮大さとカオスを見事に表現しています。

冒頭、クジラに乗ったベルがこの「U」を歌い上げるシーンは、本作のハイライトの一つであり、この曲を聴くだけで映画の興奮が蘇るという人も多いはずです。

個人的にも、このオープニングの掴みは、日本アニメ史に残る名シーンだと感じました。

 

劇中歌「Whispers」の魅力と使われたシーン

 

「Whispers(ウィスパーズ)」は、劇中でベルが最初に歌う曲の一つです。

すずがベルとして初めて<U>にログインし、最初は戸惑いながらも、次第に歌う喜びを取り戻していくシーンで使われます。

この曲の魅力は、楽器をほとんど使わず、中村佳穂さんの「声」だけで構成されている点です(アカペラに近い)。

何層にも重ねられた彼女自身の声(ウィスパーボイス)が、まるで聖歌のように響き渡り、ベルの神秘性を際立たせます。

内気なすずが、ベルとして「歌える」自分を発見する。

その奇跡の瞬間を、この世のものとは思えないほど美しいハーモニーで表現した名曲です。

 

感動を呼ぶ名曲「心のそばに」の誕生秘話

 

「心のそばに(Inochi no Soba ni)」は、映画の中盤、竜の城でベルが歌うバラードであり、物語の重要な転換点となる曲です。

この曲は、作曲をスウェーデンの作曲家ルドウィグ・フォシェルが担当し、作詞は細田守監督と中村佳穂さんらが共作しています。

実はこの曲、オーディションの際に中村佳穂さんが即興で歌ったメロディが元になっていると言われています。

細田監督が「竜のために歌う曲」というお題を出したところ、中村さんがその場でピアノを弾きながら歌い始め、そのあまりの素晴らしさに監督が「これだ!」となったそうです。

映画の中では、竜が抱える「痛み」や「孤独」に寄り添うように、ベルが優しく、そして力強く歌い上げます。

仮想世界で孤独だった二つの魂が、歌によって初めて繋がる瞬間を描いた、非常に感動的なシーンで使われています。

この曲の圧倒的な歌唱力こそが、ベルを<U>の頂点へと押し上げる説得力そのものになっています。

 


 

まとめ:『竜とそばかすの姫』の歌ってる人に関する疑問を総まとめ

 

今回は、映画『竜とそばかすの姫』の「歌ってる人」に関する様々な疑問について、詳しく解説してきました。

最後に、この記事で解説した重要なポイントを箇条書きでまとめます。

 

    • 『竜とそばかすの姫』の歌(ベルの歌唱)を担当しているのは、シンガーソングライターの「中村佳穂」さんです。

 

    • 中村佳穂さんは京都府出身のアーティストで、即興性の高いライブパフォーマンスと圧倒的な歌唱力で高い評価を得ています。

 

    • Adoさんが歌っているという噂は間違いですが、同時期に活躍していたことや、匿名性、歌唱力の高さから誤解が広まりました。

 

    • 主人公「すず」とアバター「ベル」の声優も、中村佳穂さんが一人二役で担当しており、これが声優初挑戦でした。

 

    • すずの親友ヒロちゃん役は幾田りらさん(YOASOBI)、竜役は佐藤健さん、父親役は役所広司さんなど、他のキャストも非常に豪華です。

 

    • 「ひどい」「酷評」と言われる理由は、主に物語の後半の展開にあります。
      「児童虐待」というテーマの唐突さや、主人公の非現実的な行動に賛否が分かれました。

 

    • 主題歌「U」は、millennium paradeと中村佳穂さんのコラボレーション楽曲です。

 

    • 劇中歌の「Whispers」や「心のそばに」も、中村佳穂さんの歌唱力を最大限に活かした名曲です。

 

『竜とそばかすの姫』は、物語には賛否両論あるものの、中村佳穂さんの歌声と、それを最大限に引き出した映像美は、間違いなく日本アニメーションの到達点の一つです。

まだ観ていない方はもちろん、一度観た方も、ぜひ「歌」と「声」に着目して、もう一度その世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

 

参考資料

 

 

 

 

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