2024年夏、Netflixから配信されるやいなや、日本中を席巻したドラマ『地面師たち』。
綾野剛さんと豊川悦司さんのダブル主演で描かれる、不動産詐欺師集団のリアルでスリリングな物語は、多くの視聴者を虜にし、「面白すぎて一気見した!」という声がSNSを埋め尽くしました。
あなたも、その圧倒的な熱量に引き込まれ、週末を捧げてしまった一人かもしれません。
そして、見終わった後にこんな疑問が頭をよぎりませんでしたか?
「結局、このドラマは何話までだったんだろう?」「あの生々しい詐欺の手口って、もしかして実話?」「衝撃のラストだったけど、続編の可能性はあるの?」
この記事では、そんな『地面師たち』にまつわるあらゆる疑問に、どこよりも詳しく、そして深くお答えしていきます。
物語の基本的な構成から、モデルとなった実際の事件、原作小説との驚くべき違い、そして多くのファンが待ち望む続編の最新情報まで、あなたが知りたいことのすべてを網羅しました。
この記事を読めば、『地面師たち』という作品をさらに深く理解し、その魅力を再発見できるはずです。
記事のポイント4つ
- Netflixドラマ『地面師たち』は全7話で完結する1シーズンの作品です。
- 物語の元ネタは2017年に実際に起きた「積水ハウス地面師詐欺事件」です。
- ドラマ版は原作小説から、特に登場人物の生死など、多くの点で大胆な脚色が加えられています。
- 続編小説が既に刊行されており、ドラマ版シーズン2の制作も濃厚と報じられています。
Netflixドラマ『地面師たち』は何話まで?作品の基本情報を解説
まずは『地面師たち』という作品の基本情報から押さえていきましょう。
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「何話まであるの?
」という最も基本的な疑問から、視聴方法、そしてこの傑作を生み出した豪華なキャスト・スタッフ陣まで、わかりやすく解説します。
『地面師たち』は全何話?シーズンはいくつある?
結論から言うと、Netflixドラマ『地面師たち』は全7話で構成されています。
シーズンとしては1つのみで、物語はこの7話で一度完結します。
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最近のNetflixのドラマではよく見られる「リミテッドシリーズ」という形式で、1シーズンで物語が完結するように作られています。
各話は約45分から55分程度で、テンポよく物語が展開するため、多くの視聴者が「一気見(イッキ見)」してしまうのも納得の構成です。
週末などを利用して、一気にこのスリリングな世界に没入するのがおすすめの楽しみ方と言えるでしょう。
この一気見を前提とした作り込みこそが、本作の魅力の一つです。
監督である大根仁さんもインタビューで、自身が海外の配信ドラマにハマった経験から、「自分が見たいNetflixの日本オリジナルドラマを作りたい」という視点で、「イッキ見」されることを強く意識したと語っています。
1話見たら次が気になって止められない、そんな視聴体験ができるように緻密に設計されているのです。
どこで見れる?映画化の予定はある?
『地面師たち』は、Netflixのオリジナル作品であるため、視聴できるのはNetflixのみです。
Amazonプライム・ビデオやHulu、U-NEXTといった他の動画配信サービス(VOD)では配信されていませんし、TSUTAYAなどでのDVDレンタルもありません。
この作品を観たい場合は、Netflixに加入する以外の方法はないのが現状です。
また、「これだけ人気なら映画化されるのでは?」と期待する声もありますが、2025年5月現在、映画化の公式な発表はありません。
これはNetflixのビジネス戦略が大きく関係しています。
Netflixは、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『イカゲーム』といった世界的な大ヒット作を生み出してきましたが、これらの作品が劇場版映画になることは稀です。
なぜなら、魅力的なオリジナル作品は、新たな加入者を呼び込み、既存の会員を繋ぎとめるための最も重要な資産だからです。
ヒットした作品の続編やスピンオフを自社プラットフォーム独占で展開することで、サービスの価値を最大化しているのです。
そのため、『地面師たち』も映画化されるよりは、後述するシーズン2のように、Netflix内で物語が続いていく可能性が非常に高いと言えるでしょう。
豪華すぎるキャストと制作陣
『地面師たち』がこれほどの熱狂を生んだ最大の理由の一つが、その「豪華すぎる」としか言いようのないキャストと制作陣です。
画面に映る一人ひとりが主役級の実力派俳優であり、彼らが織りなす演技のぶつかり合いは、まさに圧巻の一言です。
この奇跡のキャスティングを実現させたのが、監督・脚本を務めた大根仁さんです。
映画『モテキ』や『バクマン。』などで知られる大根仁監督さんは、役者を決めてから脚本を書く「当て書き」という手法を得意としており、本作でもそれぞれの俳優の魅力を最大限に引き出すことに成功しています。
完成報告会では、あまりのキャストの迫力に「あまり並びにいたくない」と冗談を飛ばすほどでした。
さらに、作品のスタイリッシュな雰囲気を決定づけているのが、音楽を担当した石野卓球さんと、不穏なナレーションで物語を導く山田孝之さんの存在です。
まさに、日本のトップクリエイターたちが集結して作り上げた作品なのです。
以下に、この複雑なコンゲーム(信用詐欺ゲーム)を彩る主要な登場人物とキャストをまとめました。
誰がどの役割を担っているのかを把握するだけで、物語の理解度が格段に深まります。

| 役名 | 俳優名 | キャラクター概要 |
|---|---|---|
| 辻本拓海 | 綾野剛さん | 主人公。 過去に詐欺被害に遭い家族を失い、ハリソン山中にスカウトされ地面師グループの「交渉役」となる。 |
| ハリソン山中 | 豊川悦司さん | 地面師グループを率いるカリスマ的リーダー。 スリルと支配を求める、紳士的でありながら底知れぬ狂気を秘めた詐欺師。 |
| 竹下 | 北村一輝さん | 詐欺の標的となる土地の情報を集める「図面師」。 重度の薬物中毒者で、金への執着が強く気性が荒い。 |
| 麗子 | 小池栄子さん | 地主の「なりすまし役」を探し出し、教育する「手配師」。 チームの紅一点で、冷静沈着に仕事をこなす。 |
| 後藤 | ピエール瀧さん | 元司法書士で、法律知識を悪用し書類偽造などを担当する「法律屋」。 巧みな関西弁で相手を言いくるめる交渉のプロ。 |
| 長井 | 染谷将太さん | パスポートや免許証などを完璧に偽造する天才「偽造屋」。 引きこもりだが、ハッキング技術にも長け、拓海にだけは心を開く。 |
| 辰 | リリー・フランキーさん | 警視庁捜査二課の刑事。 定年間近だが、ハリソン山中逮捕に異常な執念を燃やす。 |
| 倉持 | 池田エライザさん | 辰とバディを組む若手の女性刑事。 正義感が強く、事件の真相に迫っていく。 ドラマオリジナルのキャラクター。 |
| 青柳 | 山本耕史さん | 大手デベロッパー「石洋ハウス」の役員。 出世争いの焦りから、地面師たちの格好のターゲットとなる。 |
『地面師たち』の気になる疑問を深掘り!実話や続編、何話まで見たらいい?
作品の基本情報を押さえたところで、ここからは視聴者が最も気になるであろう「深い疑問」に切り込んでいきます。
「あの事件はどこまで本当なのか?」「原作とどう違うのか?」「続編は本当にあるのか?」といった、一歩踏み込んだ内容を徹底的に解説します。
ネットフリックスの『地面師たち』は実話?元ネタ「積水ハウス事件」とは

多くの視聴者が感じたであろう、物語の圧倒的なリアリティ。
それもそのはず、このドラマは2017年に実際に日本社会を震撼させた「積水ハウス地面師詐欺事件」をモデルにしています。
この事件の概要は以下の通りです。
- 事件の概要: 大手住宅メーカーの積水ハウスが、地面師グループによって土地の購入代金として約55億5000万円を騙し取られた詐欺事件。
- 舞台となった土地: JR五反田駅から徒歩3分という超一等地ににあった、元旅館「海喜館」の跡地。
約600坪(約2,000平方メートル)もの広大な土地で、多くの不動産業者が狙っていた。 - 手口: 地面師グループは、土地所有者の女将になりすます「なりすまし役」の女性を用意。
パスポートや印鑑証明書といった公的な書類を精巧に偽造し、積水ハウスの担当者を信用させ、売買契約を締結させた。
では、なぜ積水ハウスのような日本を代表する大企業が、これほど巨額の詐欺被害に遭ってしまったのでしょうか。
この「なぜ?
」という部分こそが、ドラマ『地面師たち』が鋭く描いたテーマです。
現実の事件では、社内の熾烈な出世競争や、「この一等地を絶対に他社に取られたくない」という過度なプレッシャーが、担当者たちの冷静な判断を曇らせたと言われています。
地面師側が取引を急かす巧妙な話術や、いくつもあったはずの「不審な点」を見過ごしてしまった社内の手続きの甘さも指摘されています。
ドラマでは、山本耕史さん演じる大手デベロッパーの役員・青柳が、まさにこの「大企業の病理」を体現するキャラクターとして描かれています。
彼は決して愚かな人物ではありません。
しかし、ライバルとの社長争いという極度のプレッシャーと、手柄を立てたいという強い野心が、彼の目を曇らせてしまうのです。
地面師たちが仕掛けた罠に、自ら進んで足を踏み入れていく青柳さんの姿は、この事件が単なる詐欺師の物語ではなく、現代の組織に潜む危うさを描いた社会派ドラマでもあることを示しています。
原作小説とドラマの違いは?衝撃の結末を比較
『地面師たち』は、作家・新庄耕さんの同名小説を原作としています。
しかし、大根仁監督さんは原作をただ忠実になぞるのではなく、映像作品として最も面白くなるように、大胆な脚色を加えています。
特に、物語の結末と登場人物たちの運命は、原作とドラマで大きく異なっており、原作ファンを驚かせました。
最大の違いは、主要キャラクターの生死です。
- ドラマ版の結末: 物語の終盤、詐欺を成功させたハリソン山中さんは、口封じのために次々と仲間を消していきます。
刑事の辰さん、法律屋の後藤さん、手配師の麗子さん、そしてターゲットだった青柳さんに至るまで、主要人物のほとんどが死亡するという、非常に暴力的で衝撃的なラストを迎えます。 - 原作小説の結末: 原作では、これほど多くのキャラクターは死にません。
辰さんは定年退職後も独自に捜査を続けますし、後藤さんや麗子さんは物語からフェードアウトする形で姿を消します。
竹下さんは殺されますが、その方法もドラマの壮絶な撲殺シーンとは異なり、薬物の過剰摂取に見せかけて処理されるという、より狡猾なものです。
なぜ、これほど大きな変更が加えられたのでしょうか。
大根仁監督さんはインタビューで、原作ものを映像化する際、「原作の姿形はどうでもいい。
欲しいのは生き血だけ」という考え方をしていると語っています。
これは、物語の表面的なストーリーをなぞるのではなく、その核心にある面白さやエネルギーを抽出し、映像という媒体で再構築するという意味です。
Netflixという世界同時配信のプラットフォームで、一気見する視聴者を最後まで惹きつけるためには、より強烈なインパクトとカタルシスが必要です。
主要キャラクターが次々と死んでいくというショッキングな展開は、視聴者に息つく暇を与えず、SNSなどでの口コミを誘発する起爆剤にもなります。
これは原作の改悪ではなく、映像作品としての魅力を最大化するための、見事な「再創造(リイマジネーション)」と言えるでしょう。
他にも、以下のような違いがあります。
- 倉持玲(池田エライザさん): 辰さんの相棒となる若手刑事・倉持さんは、実はドラマ版オリジナルのキャラクターです。
原作には登場しません。
彼女の視点を加えることで、視聴者が感情移入しやすくなり、物語に新たな深みが生まれています。 - 長井(染谷将太さん): 天才偽造屋の長井さんは、原作ではバイク事故の火事で顔に大きな火傷を負っているという設定ですが、ドラマではその設定はなくなっています。
衝撃的な死亡キャラまとめ【ネタバレ注意】
ドラマ版の衝撃的な結末について、どのキャラクターがどのように命を落としたのかを具体的に知りたい方も多いでしょう。
ここでは、ドラマで死亡した主要なキャラクターをまとめました。
(※このセクションは完全なネタバレを含みますのでご注意ください)
- 林(マキタスポーツさん): 地上げ屋。
ハリソン山中さんの背後にいることを示唆したため、彼の配下の暗殺者に絞殺される。 - 竹下(北村一輝さん): 仲間を裏切ったことでハリソン山中さん本人の怒りを買い、沖縄の廃墟で頭部を何度も踏みつけられ、惨殺される。
- 辰(リリー・フランキーさん): ハリソン山中さんを追い詰めるも、直接対決の末にビルから突き落とされて死亡する。
- 青柳(山本耕史さん): 詐欺に気づき、絶望して道路に飛び出したところを車に轢かれる。
現場をハリソン山中さんが見ていることから、事故に見せかけた暗殺であることが示唆される。 - 後藤(ピエール瀧さん): 100億円の詐欺成功後、家族との食事中にトイレで暗殺者に襲われ、殺害される。
- 麗子(小池栄子さん): 地面師から足を洗うことを告げた後、背後から暗殺者が忍び寄る。
直接的な殺害シーンはないものの、その死は強く暗示されている。 - オロチ(アントニーさん): 辻本拓海さんをナイフで刺した後、テストと称してハリソン山中さんに射殺される。
家族と見るには気まずい?過激な暴力・性的シーンについて
『地面師たち』を視聴した人の中には、「暴力シーンがグロテスク」「性的な描写が多くて家族とは見られない」と感じた方も少なくないようです。
確かに、本作にはハリソン山中さんが裏切り者の竹下さんを容赦なく殺害するシーンや、登場人物たちの生々しい性行為の描写が随所に含まれています。
これらの過激なシーンは、単なる刺激や話題作りのためだけに入れられているわけではありません。
そこには、登場人物の心理を深く描くための明確な演出意図があります。
例えば、ハリソン山中さんの暴力は、彼の紳士的な仮面の下に隠された「動物的」とも言える本能と、他者を支配することに快感を覚えるサイコパスな性質を表現するための重要な装置です。
また、性的なシーンの多くは、エロティックさよりも、登場人物たちが抱える孤独や渇望、心の隙間といった、痛々しいほどの切なさを描き出すために使われています。
このような表現の自由度の高さは、まさに「Netflixならでは」と言えるでしょう。
地上波のテレビドラマでは難しいような踏み込んだ描写を可能にすることで、クリエイターはキャラクターの人間性をより深く、多層的に描くことができるのです。
これらのシーンがあるからこそ、『地面師たち』は単なる犯罪ドラマに留まらない、深みのある人間ドラマとして成立しているのです。
『地面師たち』の続編はあるの?シーズン2の可能性を徹底考察
衝撃的な結末を迎えた『地面師たち』ですが、多くのファンが「この続きが見たい!
」と熱望しています。
その期待に応えるように、シーズン2の制作は非常に濃厚と見られています。
その最大の根拠となるのが、原作小説の続編の存在です。
ドラマの配信開始とほぼ同時に、続編となる『地面師たち ファイナル・ベッツ』が2024年7月に出版されました。
この小説では、日本を脱出したハリソン山中さんがシンガポールで新たな詐欺チームを結成し、今度は北海道・釧路を舞台に200億円規模の巨大詐欺に挑む、という壮大な物語が描かれています。
これに加え、ドラマ自体が世界的な大ヒットを記録したことから、複数のメディアが「シーズン2の制作が内定している」と報じています。
Netflixにとって、これほどの人気コンテンツを1シーズンで終わらせる理由はなく、続編制作はビジネスとして当然の流れと言えます。
しかし、ここで一つ、非常に興味深い情報があります。
それは、ドラマのシーズン2は、続編小説『ファイナル・ベッツ』をそのまま映像化するのではなく、ドラマオリジナルのストーリーになる可能性が高いという報道です。
なぜ、すでに完成された続編のプロットを使わないのでしょうか。
その理由は、ドラマ版シーズン1のあの衝撃的な結末にあります。
ドラマでは、後藤さんや麗子さんといった主要な仲間たちが死亡し、主人公の辻本拓海さんは警察に協力する形で物語が終わりました。
視聴者が感情移入し、その活躍をもっと見たいと願っているのは、綾野剛さんをはじめとするこのキャスト陣です。
一方で、小説『ファイナル・ベッツ』は、ハリソン山中さん以外の登場人物がほぼ一新されています。
もしドラマが小説通りに進むなら、視聴者が愛したキャラクターたちは登場しないことになってしまいます。
そのため、Netflixと制作陣が、ドラマ版のラストから直接つながる物語、例えば、警察の協力者となった拓海さんと、再び日本に現れたハリソン山中さんの最終決戦などを描く、全く新しいオリジナルストーリーを選択するのは、極めて合理的な判断だと考えられます。
結論として、『地面師たち』のシーズン2が制作される可能性は非常に高いですが、その内容は小説の続編とは異なる、ドラマならではの展開になることが予想されます。
あのキャストたちが再び集結する日を、楽しみに待ちましょう。
まとめ:『地面師たち』は何話まで?全7話で描かれる衝撃を見逃すな!
「『地面師たち』は何話まで?
」という疑問への答えは「全7話」です。
しかし、この7話という短い話数の中には、現代社会の闇、人間の欲望、そして息をのむような駆け引きが、恐ろしいほどの密度で凝縮されています。
最後に、この記事で解説してきた重要なポイントをまとめます。
- 『地面師たち』は全7話、1シーズン構成でNetflixで独占配信中。
- 物語の元ネタは2017年に実際に起きた「積水ハウス地面師詐欺事件」。
- ドラマは原作小説から登場人物の生死などを大胆に脚色し、より衝撃的な結末に。
- 過激な暴力や性的な描写は、登場人物の心理を深く描くための重要な演出。
- 続編小説が刊行済みで、ドラマのシーズン2もオリジナルストーリーで制作される可能性が高い。
この作品は、単なるエンターテイメントに留まりません。
なぜ人は騙されるのか、正義とは何か、そして現代社会に生きる我々の足元がいかに脆いものであるか。
そんな根源的な問いを、私たちに突きつけてきます。
まだこの衝撃を体験していない方は、ぜひNetflixで『地面師たち』の世界に足を踏み入れてみてください。
そして、すでに一気見してしまったあなたは、この記事を参考に、もう一度作品を見返してみてください。
きっと、初回では気づかなかった新たな発見と、より深い恐怖、そして面白さを感じることができるはずです。