毎年冬になると無性に見たくなる映画といえば『ホーム・アローン』ですよね。
子供の頃はケビンの撃退作戦にワクワクしたものですが、大人になって見返すと「あれ、この家族一体何人いるの?」「パパの仕事は何?」と、違った疑問が湧いてきませんか?
実はマカリスター家、ただの大家族ではありません。
複雑な兄弟構成や、個性強すぎな親戚たち、そして謎に包まれた富裕層ぶりなど、掘れば掘るほど面白い設定が詰まっているんです。
この記事では、マカリスター家の全貌を徹底的に解剖し、あなたの「なぜ?」をすべて解消します。
これを読めば、次の金曜ロードショーが10倍楽しくなること間違いなしです。
- マカリスター家の複雑な家系図と兄弟・いとこの人数がひと目でわかる
- なぜあんな豪邸に住めるのか?父親の職業と年収の謎に迫る
- 「家族がひどい」と言われる理由と、それでも憎めない人間関係の真実
- 『ホーム・アローン2』での家族構成の変化や成長も解説

冒頭の数分間で、あの大勢の登場人物の性格と、ケビンが孤立していく過程を完璧に描き切っている。
脚本の構造として非常に美しいんだ。」

私はやっぱり、あの喧騒の中で誰にも話を聞いてもらえないケビンの寂しさに共感しちゃいます。
『家族はいなくなればいい』なんて言っちゃうけど、本当は誰よりも愛されたいだけなんですよね……。」

さて、今回はその『喧騒の元』である家族構成について、ロジカルに紐解いていくとしようか。」
ホームアローン家族構成の全体像を徹底解説
まずは、物語の核となるマカリスター家の家族構成について、基本的な情報を整理していきましょう。
映画を見ていると、誰が兄弟で誰がいとこなのか混乱してしまいますが、実はきっちりとした設定が存在します。
マカリスター家の家系図はどうなっている?
この二人には5人の子供がいます。
さらに、ピーターの兄であるフランクおじさんとその妻レスリーの間にも5人の子供がおり、彼らはケビンのいとこにあたります。
映画第1作でパリ旅行を計画したのは、この2家族を中心とした総勢15名の親族グループです。
映画冒頭の家の中がカオス状態なのは、これだけの人数が一堂に会しているからなんですね。
以下に、主要な家系図の関係性を整理しました。

| 関係性 | 父・夫 | 母・妻 | 子供たち(兄弟・姉妹) |
|---|---|---|---|
| ケビンの家族 | ピーター | ケイト | バズ、ジェフ、ミーガン、リニー、ケビン |
| フランク一家 | フランク | レスリー | トレイシー、ロッド、サンドラ、ブルック、フラー |
| パリ在住 | ロブ | ジョージェット | (映画にはほぼ登場せず) |
こうして見ると、ピーター家とフランク家だけで子供が合計10人!
そりゃあ点呼をとるのも一苦労ですし、隣の家の子が混ざっていても気づかないわけです。
個人的には、これだけの人数をまとめて旅行に行こうとするバイタリティに脱帽します。
マカリスター家の子供たちは何人いるの?
長男のバズ、次男のジェフ、長女のミーガン、次女のリニー、そして三男(末っ子)のケビンという構成になっています。
映画の中で「子供たちが多すぎる!」と感じるのは、いとこたちも一緒にいるからですね。
純粋な兄弟姉妹としては5人兄弟。
現代の感覚からするとこれでも十分な大家族ですが、アメリカの富裕層やカトリック系の家庭では珍しくない人数かもしれません。
兄弟の構成を詳しく見てみましょう。

- バズ(長男): タランチュラを飼っているガキ大将。
ケビンをいじめる天敵。 - ジェフ(次男): 金髪の優しそうな見た目に反して、ケビンには結構冷たい。
- ミーガン(長女): しっかり者だが、ケビンのことは「無力」だと思っている。
- リニー(次女): 歯の矯正をしている女の子。
- ケビン(三男): 主人公。
家族全員から煙たがられている末っ子。
この5人のバランスが絶妙なんですよね。
上全員からあれこれ言われる末っ子の悲哀が、冒頭のシーンだけで痛いほど伝わってきます。
兄弟は何人?いじわるなバズ以外の兄弟との関係
特に長男のバズとの関係は最悪で、常にいじめの対象になっています。
他の兄弟であるジェフ、ミーガン、リニーも、基本的にはケビンを「邪魔者」扱いしており、対等な兄弟関係というよりは、ケビン一人が疎外感を感じる構図になっています。
バズの存在感があまりに強烈ですが、他の兄弟もなかなか辛辣です。
例えば、荷造りができないケビンに対して、誰も手伝おうとはしません。
「お前は本当に荷物のお荷物だな」なんて、実の兄弟に言われたら泣いちゃいますよね。
ただ、映画のラストシーンでは、バズが「いい部屋に泊まってたんだな」と少しだけケビンを認めるような発言をしたり、ミーガンが心配していたりと、心の底から嫌い合っているわけではない絆も見え隠れします。
兄弟喧嘩はするけれど、いざという時は……という家族のリアルさがここにはあります。
リニーとは誰?意外と知らない次女の特徴
映画の中では、歯列矯正器具(ブレース)をつけているのが特徴的な少女です。
ケビンに対してフランス語でからかったり、「あなたはフランスで一番のお荷物になるわ」と皮肉を言ったりと、他の兄弟同様にケビンには厳しい態度を取ります。
リニーについて検索する人が多いのは、彼女の独特な存在感や、子役時代の可愛らしさが印象に残っているからかもしれません。
演じているアンジェラ・ゴーサルズは、実は『ホーム・アローン2』には出演しておらず、2作目では別の女優さんが演じているんです。
こういった細かいキャストの変更も、長年愛されるシリーズならではのトリビアですね。
彼女の「les incompétents(無能な人たち)」というフランス語のセリフ、子供ながらに「なんか知的な悪口言ってる!」と印象に残ったのを覚えています。
いとこを含めるとホーム・アローンの家族は何人?
ここにパリ在住の親戚なども含めると、マカリスター一族はさらに大人数になりますが、映画のメイン舞台で描かれる「家族」としては、この14人(ケビンを入れると15人の集団)が基本となります。
いとこたちの中で特に強烈なのが、フラーです。
フランクおじさんの息子で、大きな眼鏡をかけた男の子。
「ペプシを飲みすぎるとおねしょをする」という設定で、ケビンが一緒に寝るのを嫌がる原因を作っています。
ちなみに、このフラーを演じているのは、なんとケビン役のマコーレー・カルキンの実の弟、キーラン・カルキンなんです!
どうりで顔立ちが似ているわけですよね。
これだけの人数がいれば、誰か一人くらいいなくなっても気づかない……いや、やっぱり気づいてあげて!とツッコミたくなりますが、あのドタバタ劇にはこの人数が必要不可欠だったのです。

集団の中にいると、個人の責任感は希薄になる。
『誰かがケビンを見ているだろう』という正常性バイアスが、あの置き去り事件を引き起こしたとも言えるな。」

理屈じゃない繋がりがあるんですよね。」
ホームアローン家族構成から見る金持ち事情と人間関係
さて、ここからは多くの人が気になっている「お金」と「人間関係」の話に切り込んでいきましょう。
あの豪華な家、大人数での海外旅行。
マカリスター家はどう考えても一般庶民ではありません。
マカリスター家の年収はいくらですか?
シカゴ郊外にあるあの豪邸の現在の価値や、家族全員でのパリ旅行(ファーストクラス含む)の費用から試算すると、世帯年収は少なくとも数千万円から億単位である可能性が高いです。
具体的に見てみましょう。
まず、あの家です。
映画の舞台となったウィネトカ地区は、アメリカでも有数の高級住宅街。
不動産サイトの推定によると、あの家の価格は約200万ドル〜300万ドル(現在のレートで約3億〜4.5億円)とも言われています。
さらに、クリスマス休暇のハイシーズンに、家族15人でパリ旅行。
しかも大人はファーストクラスを利用しています。
航空券代だけでも数百万円は軽く飛ぶ計算です。
これをポンと出せる(あるいは親戚の分も負担している?)経済力は、並大抵のものではありません。
私の感覚ですが、年収で言えば5,000万円〜1億円クラスではないでしょうか。
維持費や税金を考えても、それくらいのキャッシュフローがないと説明がつきません。
ケビンの父親は何をしていますか?
しかし、小説版やファンの間での有力な説として、彼は成功した実業家、あるいはデイトレーダー(投資家)であると言われています。
また、母親のケイトはファッションデザイナーであるという設定が小説版に存在します。
父親のピーターがただのサラリーマンではないことは確実です。
一説には、ピーターの職業について「何らかのビジネスオーナー」であるとされています。
また、母親のケイトがファッションデザイナーだとすると、家の中にトルソー(マネキン)がたくさんあったのも納得がいきますよね。
(ケビンが防犯対策で動かしていたあれです!)
共働きでどちらも高収入、いわゆるパワーカップル。
それがマカリスター家の経済基盤なのかもしれません。
ホームアローン家族は金持ち!その証拠となる描写
- 大豪邸: 部屋数が多く、広大な敷地を持つジョージアン様式の家。
- 旅行の規模: クリスマスに家族総出でパリ(2作目ではフロリダ)へ旅行し、ファーストクラスを利用。
- 内装と家具: 高価な家具や調度品、クリスマス装飾の豪華さ。
- ピザの注文量: 冒頭で大量のピザを躊躇なく注文する経済的な余裕。
特に印象的なのは、やはり「家」そのものでしょう。
泥棒コンビのハリーとマーヴが「銀のマグロ(Silver Tuna)」と呼んで執着したのも、あの家が地域で一番の豪邸だったからです。
中流階級の家庭であれば、あそこまで泥棒に狙われることもなかったかもしれません。
お金持ちであることが、皮肉にも事件の引き金になっているわけです。
銀馬 匠 こんにちは、「深堀りシネマ」へようこそ。 サイト運営担当の銀馬 匠(ぎんま たくみ)です。 クリスマスの定番映画といえば、やはり『ホーム・アローン』ですよね。 公開から30年以上が経った今でも、あのケビ[…]
ホームアローン家族はクズ?ひどいと言われる理由
特にフランクおじさんは、子供であるケビンに対して「ろくでなし」と罵るなど、大人げない態度が目立ちます。
また、全員がケビンの言い分を聞こうとせず、彼を屋根裏部屋に追いやった結果、置き去りにしてしまったという事実も、視聴者に「ひどい家族」という印象を与えています。
正直、大人になって見返すと、フランクおじさんの言動には少し引いてしまいます。
ピザの支払いをケビンの父に押し付けたり、ケビンに対して精神的に追い詰めるような言葉を吐いたり。
「本当に親戚か?」と疑いたくなるレベルです。
また、兄弟たちも寄ってたかってケビンを馬鹿にします。
子供の世界は残酷なものですが、家族全員が敵に見えるあの状況は、ケビンにとって地獄だったでしょう。
しかし、これが物語のスパイスになっています。
家族が「完璧で優しい人たち」だったら、ケビンは一人になった時の自由をあそこまで謳歌できなかったはずです。
「やっとあいつらがいなくなった!」という解放感があるからこそ、その後の泥棒との対決が盛り上がるのです。
そして、その「ひどい家族」がいない寂しさを知ることで、ケビンは精神的に成長していきます。
ホームアローン2での家族構成の変化
ピーター、ケイト、そして5人の子供たちは引き続き登場します。
ただし、いとこのフラーなど一部のキャストは成長しており、リニー役の女優が変更になるなどの細かい違いがあります。
2作目ではパリではなく、フロリダ旅行へ行くはずが、ケビンだけニューヨークへ行ってしまうというストーリーです。
2作目でも相変わらずバズは意地悪ですし、家族はケビンをトラブルメーカー扱いします。
しかし、1作目を経ている分、家族の絆も少し描かれ方が変わっています。
特に母親ケイトの「何があっても息子を見つけ出す」という執念は、1作目以上にパワーアップしています。
2作目のラストで、家族全員がホテルに駆けつけるシーン。
あそこでバズがケビンの機転を褒める(ように見せかけて……というオチがありますが)場面など、家族の「変わらない部分」と「変わった部分」を見比べるのも面白いですよ。
記事のまとめ
マカリスター家の家族構成や背景を知ることで、『ホーム・アローン』という作品の解像度がぐっと上がったのではないでしょうか。
ただのコメディ映画ではなく、家族のあり方や、豊かさとは何かを考えさせられる側面も見えてきます。
今回の解説の要点をまとめます。
- 家族構成は大家族: ケビンの家族は7人(子供5人)、フランクおじさん一家などを含めると総勢15名近い親族グループ。
- 兄弟・姉妹: 長男バズ、次男ジェフ、長女ミーガン、次女リニー、三男ケビンの5人兄弟。
- 超富裕層: 父は実業家、母はデザイナーと推測され、シカゴの高級住宅街に住む年収億越えクラスのセレブ。
- 人間関係のリアル: ケビンは家族内で孤立しており、特にフランクおじさんやバズからの扱いは酷いが、それが物語の鍵となっている。
- 変わらぬ絆: どれだけ喧嘩をしても、最終的には互いを求め合う家族の姿がシリーズを通して描かれている。
次に映画を観る時は、ぜひ「リニーのフランス語」や「フランクおじさんのケチっぷり」、そして「豪華なインテリア」にも注目してみてください。
きっと、今まで気づかなかった新しい発見があるはずです。
冬の定番映画、マカリスター家のドタバタ劇を、今年も心ゆくまで楽しみましょう!
参考リンク:
Home Alone | 20th Century Studios
Home Alone (1990) – IMDb
